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オブジェクトストレージ コア用語集

番号用語英語説明
1オブジェクトストレージObject Storageデータをオブジェクト(Object)形式で保存するアーキテクチャ、従来のファイル階層構造に代わる
2ストレージバケットBucketオブジェクトを格納するコンテナ、グローバル一意な名前空間
3オブジェクトObjectストレージの基本単位、データ、メタデータ、一意の識別子(Object Key)を含む
4メタデータMetadataオブジェクト属性を記述するキー値ペア情報(ファイルタイプ、作成時間など)
5S3互換S3-CompatibleAmazon S3 API標準と互換性のあるストレージサービス
6データ耐久性Data Durabilityデータがシステム内で長期間保存され失われない確率(99.999999999%など)
7多重レプリケーションReplication複数のレプリカでデータ安全性を保障する冗長技術
8イレイジャーコーディングErasure Codingデータを分割して符号化保存し、より少ないスペースで高信頼性を実現
9コールドストレージCold Storage低頻度アクセスデータの低コストストレージタイプ(アーカイブデータなど)
10ライフサイクル管理Lifecycle Managementオブジェクトの自動転送/削除ポリシー(30日後にコールドストレージへ転送など)
11バージョン管理Versioning上書きを防ぐためにオブジェクトの履歴バージョンを保持
12ストレージクラスStorage Class異なる性能/コストのストレージ階層(標準型、低頻度型、アーカイブ型)
13アクセスキーAccess KeyAPIリクエストの認証キー(Access Key ID + Secret Access Key)
14リージョンRegionストレージインフラの地理的位置(華東1、米西など)
15アベイラビリティゾーンAvailability Zone (AZ)同一リージョン内で独立した電源/ネットワークの隔離されたデータセンター
16エンドポイントEndpointストレージサービスにアクセスするドメイン名アドレス(us-east1.rustfs.comなど)
17RESTful APIRESTful APIHTTPプロトコルベースのAPI設計仕様
18マルチパートアップロードMultipart Upload大ファイルを分割アップロードしてマージするメカニズム
19事前署名URLPre-Signed URL有効期限付きの一時アクセスリンク
20サーバーサイド暗号化SSEサーバー側でデータを自動暗号化(SSE-S3/SSE-KMS/SSE-C)
21クライアントサイド暗号化CSEクライアント側でローカル暗号化後にアップロード
22クロスリージョンレプリケーションCross-Region Replication地理的リージョンをまたいでオブジェクトを自動複製
23アクセス制御リストACLストレージバケット/オブジェクトのアクセス権限を制御するルールリスト
24バケットポリシーBucket PolicyJSONベースの詳細な権限制御ポリシー
25IAMIdentity and Access Managementユーザー/ロールのアクセス権限を集中管理するシステム

主要概念の詳細説明

オブジェクトストレージの基本概念

オブジェクトストレージは、従来のファイルシステムとは異なり、データをオブジェクトとして扱う革新的なストレージアーキテクチャです。各オブジェクトには以下が含まれます:

  • データ:実際のファイル内容
  • メタデータ:オブジェクトの属性情報
  • 一意のキー:オブジェクトを識別するID

S3互換性

Amazon S3 APIとの互換性により、既存のS3ベースのアプリケーションとツールを変更なしで使用できます。これにより、ベンダーロックインを回避し、移行コストを削減できます。

データ耐久性と可用性

RustFSは以下の技術でデータの安全性を保障します:

  • 多重レプリケーション:データの複数コピーを異なる場所に保存
  • イレイジャーコーディング:数学的なアルゴリズムでデータ保護
  • 地理的分散:災害に対する保護

Apache License 2.0の下でリリースされています。